こんにちは、Mitomoです。
この春、大学の通信課程に入学しました。日本語教員試験に落ちて色々と考えた結果なのですが、今回はその経緯と大学の養成講座を選んだ理由を書きたいと思います。
独学の限界を感じる
2024年に日本語教員試験を試験ルートで受験し、基礎試験で不合格になった私。基礎知識不足を痛感するとともに、独学の限界を感じました。
理想の働き方を考える
どこで学ぶのかは、どこで・どう働きたいかによって選択するべきだと思います。
例えば「大手の日本語学校で専任講師をしたい」という目標があるなら、その学校の系列にある養成講座で学ぶのが一番いいでしょう。将来働くかもしれない学校で教育実習ができますし、就職活動の前から学校とつながりが作れるからです。
では、私が目指す働き方は・・・
理想の働き方
- 非常勤講師として働く(何校か掛け持ちして生計を立てる)
- 日本語学校・専門学校・大学など多様な現場を経験する
- いつか海外の高等教育機関で教える
- 将来にわたって長く日本語教師を続けたい
必要な資格
1.登録日本語教員
2.修士以上の学位
最優先の学習目標は「登録日本語教員」になることです。そのためには日本語教員試験に合格しなければなりません。
試験ルートは「基礎試験から受験→合格→実践研修」という流れでしたが、今度は基礎試験と実践研修が免除される養成課程で学び、応用試験のみの受験で合格を目指します。
現状を確認する
目標がはっきりとしたところで、自分の現状を確認します。

社会人が学ぶって
いろいろな制約がありますよね
学歴
最終学歴は大学卒業で、学士を持っている
時間がない
平日は仕事、夜遅くまで働くこともある
土曜は日本語教育ボランティアがあり、毎週休むことはできない
⇒通信で学べる学校がいい
資金
あまり余裕がない(30万円くらいが理想)
選択肢を検討する
以上のような現状を踏まえ、2つの学習ルートを検討しました。
420時間の養成講座
社会人から日本語教師になる王道ルートは、420時間の養成講座ではないでしょうか。
私も最初に調べたのですが、学費が約50万~70万円と高額。(資格取得後にキャッシュバックという学校もありましたが)
さらに教育実習の日程が合う学校がなく、断念しました。
経験豊富な先生方から学ぶことができ、就職活動のサポートも充実している点はとても魅力的でした。お金と時間の都合がつくなら受講してみたかったです。
通信大学の養成講座
冒頭の通り、私が通うことにしたのは通信制大学の日本語教員養成講座です。
こちらは学費が30万円前後と比較的安いこと、また教育実習も短く日程の調整がつけやすいことが決め手でした。
もちろん懸念点もあります。実践的な学びが少ないため、教える技術は卒業後に現場で培っていく努力が必要でしょう。また私が選んだ講座は卒業まで2年かかります。早く資格を取りたい人には向かないかもしれません。
大学副専攻と同等になれる
大学の養成講座を選んだ理由として、「日本語教育機関の告示基準」に対応している点も大きかったです。修了すれば大学の副専攻で日本語教育を学んだ人と同等以上の能力があると認められ、告示校で働けるようになります。
登録日本語教員も目指しますが、それとは別に日本語教育の能力が証明されるのは魅力的です。
また大学院進学を目指すにあたっても、大学の授業の雰囲気を思い出すいい機会になると考えました。
社会人大学生になりました
そんなこんなで2025年4月から大学生になりました。
入学したのは、大手前大学の現代社会学部通信教育課程です。
入学試験はなく、必要な書類を送って試験料を振り込むだけで「合格通知書」が送られてきました。手続きが簡単すぎて合格通知が届くまでソワソワしていました。
後期日程で入学したため授業が始まるのは6月末。今年度中に必要な単位を取得すれば、来年には教育実習を受けられます。その後、日本語教員試験を基礎試験免除で受験する予定です。



不安とワクワクと
予定通りに単位を取得できるのか不安もありますが、楽しみな気持ちも大きいです!授業が始まったら学修の流れや単位取得方法、スケジュール管理などについて報告していきます。